炭窯づくり ②(石組み~胴巻)
型を取った後、石を組みます。 当社の窯は改良窯と言われて、燃焼口と出炭時の出入り口が別々になっています。 燃焼口には障壁があり、空気の流れを制限しているため、歩留まりよく炭が焼けるという事ですが、その辺は毎回微妙に焼き上がりは違います。繰り返し使用しコツをつかんでいく事になります。 窯の特徴は真ん丸である事です。 形は様々ですが、当社がこれまで作ってきたなかでは真ん丸が一番使い勝手が良く感じています。
石を組み、型枠を取って、炭材を隙間なく立て込みます。 胴には火山灰とセメント少々混ぜ合わせて流し込みます。 これは数カ月利用して分かったことですが、胴にセメントを混ぜるとパラパラと内部が少しづつ剥げてしまいます。 やはり、炭窯にはセメントは使わない方が良いようです。