炭窯づくり④(吊り台~小屋掛け)

1週間ほど鉢を叩き締めるとコンクリートのように固く締まってきます。 乾燥する前に

落下防止の「吊り台」と言われる金具を設置。全体に均等に埋め込みました。

鉢にはセメントは一切使っていないので、部分的に穴を空け、金具を差し込んでも容易に

修復できます。

吊り台の設置後、屋根の無い炭焼き窯に急いで小屋を掛けます。 従来は三角屋根が特徴の合掌仕立てでしたが、色々と検討し、倉庫型にすることにしました。 これは、北海道森町の炭焼き窯を参考にしています。 1つ屋根の下で、火入れ、出炭、梱包まででき、とても便利です。また、焚口が強風で煽られる事もなくなり、火災のリスクも軽減されています。 小屋の柱は全て腐りづらい栗の木を使っています。 

小屋掛けと同時に火入れも本格的に開始。炭窯の乾燥もいっきに進みました。

ここまでの所要日数は約2ケ月ほどです。