平成5年より白老町社台地区で炭焼きをしておりましたが、平成27年12月に借地期間が終了したため平成28年4月より当社代表の所有林にて炭焼き窯を新設しました。
比較的小型の炭焼き窯です。 炭焼きを志す方の参考になればと思い工程を公開します。
【仕様】
製炭量 約1,000kg
内容積 約22㎥
窯材料 火山灰・セメント・札幌軟石
造成期間 平成28年4月中旬~平成28年6月中旬の2カ月程度
炭窯づくり①(整地~型掘り)
はじめに造成地の場所を選定します。 窯づくりは地山を背に向け型を掘る場合と、土盛りに より型を作る場合があります。どちらも良い点、悪い点があるようです。
地山を利用する場合の利点は ・土地が安定しているので、型が崩れずらい。・木酢液の採取装置が山の傾斜を利用でき容易になる。
注意すべき事は水脈にあたる場合があり、その場合、暗渠排水を設置する必要がある。
※今回は暗渠を設置した。
土盛りによる造成の場合、造成地の選択肢が広まる事が最も大きな利点ですが、土の填圧や土止めが不十分の場合は窯のひび割れなどが起こるそうです。
工事はパワーショベルなどを使い大胆な掘削から繊細な手作業などを2名でこなしここまで2週間程度かかりました。