炭窯づくり③(鉢型~鉢上げ)
炭窯の天井を「鉢」と言います。その型を「鉢型」。鉢型に土(当社では火山灰)を盛り上げ叩き締める工程を「鉢上げ」といいます。 これは全国共通のようです。
鉢型はセンターを出し、組み上げを4ブロックに別け均等に木を積み上げる事で真ん丸の鉢型に仕上がります。 炭窯の内部から天井を見上げると凹凸がそのまま反映されるので、できるだけ丁寧に仕上げた方が良いです。
鉢型にムシロを敷いて土の盛厚を4段階としました。 土は叩き締めるので、仕上がりの厚さを見通し盛る事になります。 今回、使用した火山灰は叩き締めると33%ほど圧縮されましたので、下段から、36cm、30cm、28cm、20cmと盛り、仕上がり厚さが24cm、20㎝、18㎝、13cmとなるようにしています。
鉢上げ後、約1週間ほど専用の木槌などで繰り返し叩き締めます。